はじめに
いつからこの入力で良くなっていたのかは厳密には分かりませんが、鉄拳8デモ版でもおなじであるそうなので、鉄拳8発売当初にはこうなっていたと思われます。
「山ステ警察」というのは、山ステの誤ったコマンドを取り締まり、正しいコマンド、つまりを広める活動(?)だったのですが、今回の変更により取り締まりをする必要がなくなりました。
今回はこの新入力についてと、従来の山ステのコマンドについて解説します。
参考になる記事
※今回のコマンド変更については触れていません
旧コマンドについて
ここではキー履歴を表示できるようになった鉄拳6以降の各タイトルで、コマコン(TAS)を使って、実際の入力とその動きを見てみます。
鉄拳6
鉄拳6でこのような入力……
つまり(間違ったコマンド)を入力した場合です。
3回目のの瞬間にバックステップが成立していないことが分かるでしょうか? したがって、この入力では山ステはできません。
つづいて、このような入力……
つまりと入力した場合。
こちらは山ステができています。スロー映像で、4回目の入力の瞬間にバックステップが出ているところに注目してください。それ以後は6回目、8回目……でそれぞれバックステップが出ています。鉄拳TAG2
鉄拳TAG2と鉄拳7でも基本的におなじです。
このような入力だと……
2回目以降のバックステップが出ていません。
一方、こうすれば山ステができます。
鉄拳7
おなじく鉄拳7。
鉄拳8
そして問題の鉄拳8で、と入力してみます。
すると今までと異なり、山ステができました。
なお以前とおなじようなコマンドで入力しても、問題なく山ステは出ます。
新コマンドの条件
この新しい山ステのコマンドには若干、条件があります。
- 2回目の入力が入ってから、3回目のが入るまでが19F以下
- を2F以上伸ばす場合、次のをおなじフレームかそれ以上伸ばす
※これは現状分かっているもので、もしかしたら他にもあるかもしれません
前者の条件ですが、立ち状態からでバックステップを出す際の条件が「1回目の入力が入ってから、2回目の が入るまでが20F」なので、それとほぼ一緒です。1Fだけ短いようですが。山ステをする場合に、ここまで引っ張ろうとすることはないはずなので、それほど気にしなくても良いかもしれません。
後者の条件は、もしかすると引っかかる場合があるかもしれないので、はあまり伸ばさないようにした方が良いと思います。
を伸ばすと、その分、前者の条件である「19F」を食い潰してしまうことにもなるので、その意味でも、できれば2F以下くらいに抑えたいかなという気がします。 なおのように、の代わりにを使った入力はNGのようです。間違ったコマンドが広まった理由
つまりどういうことかというと、間違った入力で覚えている人は「間違った入力を教えられて本人はその通り入力しているつもりでも、実際は正しい入力をしている」ということです。そうでないと山ステは出ないので当然なのですが。
また他人に教える時、「で出るよ」と教えた方が、イメージを掴みやすいということもありそうです。のを意識しすぎた結果、ぎこちない入力になってしまうより、意識していなくても自然に、かつ一瞬だけが入った方が結果が出やすいのかもしれないです。
新コマンドによる影響
さて、理論上、1コマンド省くことができるようになったわけですが、その影響がどのくらいあるのかは未知数です。
元々あまり長く入力する部分ではないので、仮に上手く省けたとしても、それほどスピードアップすることはなさそう……というのはなんとなく想像できます。
また使っているコントロールデバイスによっても話は変わりそうです。
レバーは先ほどの書いた通り、そもそも省くのが難しいです。
それに対してパッドだと少しやりやすいかもしれません。もしのような入力が許可されていれば、より素早く入力できそうな気がするのですが……。
おわりに
現在の鉄拳8では山ステ自体が必須テクという感じでもなくなってきている気はしますが、身につけたいという人もいると思うので、その際、この記事が助けになれば幸いです。
今回は以上になります。お疲れ様でした。
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