はじめに・結論
Season2から、ラウンド開始時に先行入力が可能になりました。
そこで今回は、何フレーム先行入力できるのかなどを調べていきます。
先に結論を書いておくと、先行入力は6F間可能です。
ただしタイミングが分かりづらいので、事前にアニメーションをよく見るなどして覚えておく必要があります。
連打する場合、確実に先行入力するためには秒間10連射以上が必要ということになり、毎ラウンド頑張るのはちょっと大変かもしれません。
また入力遅延には気をつける必要があります。おそらくオンライン対戦時のラグも影響するものと思います。
なお後述のように、2025/5/15現在(v2.01)、「レバーを先に入力していると、ボタンを押しても反映されない」という不具合っぽい挙動があるのでその点も気をつけてください。
先行入力タイミング
先行入力期間とタイミングについては、下記画像の通りです。

「-1F」までが先行入力期間で、「+1F」からゲーム開始(キャラの動き出し)となっています。
ちなみに「FIGHT!!」の音声が流れて文字が画面中央にドンと表示されてから、上記画像の左上「-10F」までには約20Fの間があります。

このため、タイミングを覚えるなら「FIGHT」の文字が消えるタイミング、つまり「-5F」あたりを目印にするのが良さそうに思われます(ただし遅れないように注意)。
入力遅延・オンライン対戦ラグの影響
現状の鉄拳8は、PS5版で4F弱、Steam版で2F程度の入力遅延があります。
したがってラウンド開始時も、この数字の分、早めに入力する必要があります。
またオンライン対戦の場合、ラウンド開始時にキー入力がどう処理されているかが分からないので正確なことは言えませんが、おそらくラグの影響も受けると思われます。
調べ方について
今回の数字を割り出したやり方ですが、コマコンを用い、オフラインのVSモード(PvP)をプレイして、保存されたリプレイを録画し、キー履歴をコマ送りで確認して調べています。
コマコンが無くても、手動や連射機で入力した後、頑張ってキー履歴を調べていけば気合で割り出すことができるかもしれませんが、ちょっと大変だと思います。
なお「ラウンド本数」や「ラウンド時間」などを設定から変更してしまうと、リプレイが保存されないので注意してください。
先行入力が効いているかの確認
まず本当に先行入力が効いているかどうかを確認します。
コマコンで1P・2Pともに1Fおきにとニュートラルを繰り返す入力をさせます(秒間30連射、60FPSにおける最速の連打)。
この時、2P側と1P側を1Fズラして入力するように設定します。
こうしておくと、もしSeason1以前のように先行入力が効いていなければ、1P/2Pどちらかが1F早くジャブを出すことになり相手に勝つはずです。
実際にやってみると、入力は1Fズレているにも関わらず、ジャブが1P/2P完全同時で出て相打ちになりました。したがって、先行入力は効いているようです。

先行入力幅を探る
続いて先行入力の幅を調べますが、なんとなくアタリをつけておきます。通常の先行入力は鉄拳8では8F、鉄拳7以前は5Fなので、そのあたりの数字が気になります。
まずは1P/2Pともに7Fおきにを連打する入力をさせることにします。この時、1P/2Pは適当なフレーム幅でズラしておきました。
何度か入力してみてキー履歴を確認していくと、を入力しているはずなのにキー履歴には載っていない箇所があることが分かりました。
この時点ではまだ断定できませんが、「履歴から消えているのは、先行入力幅からはみ出ているからでは?」と推測できます。
先行入力幅の確定
先行入力幅を確定するために、下記のような入力を試していきます。

「nF」となっている箇所を調節して何が起きるかをチェックしていく算段です。
例として、もし「n=1」であれば、最初に先行入力が効いているかどうかをチェックした時のように1Fおきの連射となり、確実に先行入力幅に収まってジャブの撃ち合いは相打ちとなります。
この数字を増やしていくと、先行入力幅に収まっているうちは相打ちになりますが、先行入力幅をはみ出すと、1P/2Pどちらかかがジャブの撃ち合いに勝つケースが出てくるはずです。
図で考えてみる
ちょっとややこしいので、先ほどの図を見ながらこの理屈を考えていきます。
まず「nF」=先行入力幅の時(先行入力幅に収まっている時)ですが、どこを切っても相打ちになるのが分かるでしょうか?

- ①の時、1P/2P両者とも先行入力で相打ち
- ②の時、2Pは先行入力、1Pは硬直明け1F目にで相打ち
- ③の時、1Pは先行入力、2Pは硬直明け1F目にで相打ち
- ④の時、両者とも先行入力で相打ち
- 以下、両者とも先行入力のまま1Fずつズレていき①に戻る
一方、「nF」が先行入力幅を1F上回ると、下記のようになります。

- ①の時、1P/2P両者とも先行入力で相打ち
- ②の時、2Pは先行入力、1Pは硬直明け2F目にで、2Pの勝ち
- ③の時、1Pは硬直明け1F目に、2Pはおなじく2F目にで、1Pの勝ち
- ④の時、1Pは先行入力、2Pは硬直明け1F目にで相打ち
- 以下、両者とも先行入力のまま1Fずつズレていき①に戻る
したがって、「必ず相打ちになる最大のnF=実際の先行入力幅」となります。
実際に入力してみる
さて、実際にやってみると、「n=6F」までは必ず相打ちになりました。

一方、1F増やして「n=7F」とすると、ジャブの撃ち合いで勝ち負けが生じました。

上記から考えて、先行入力幅は6Fと結論づけて良いと思います。
念のため他の入力も追試して、6Fであることを確認しました。
不具合?
2025/5/15現在(v2.01)、「レバー入力が先に入っていると、ボタン入力が反映されず、技が出ない」という不具合(?)があります。

厳密には、先行入力期間と硬直明け1F目に入力したボタン入力が反映されないようです。
以外にも全方向で試しましたが、やはり出ないので、不具合な気がします。
「レバーを入れっぱなしにしてボタン連打や目押し」のようにした場合に技が出ないので、ちょっと困りますね。
現状、これを避けるには頑張って目押しをしつつ、レバーとボタンをなるべく完全1F同時で入力するようにするしかなさそうです。
またこの不具合があるため、+ボタンや、+ボタンのような入力が先行入力できるのかどうかが試せていません。
下記のように霧足最速風神拳()が先行入力期間に入力されていても成立しないので、できないような気はしますが。
練習するには
6Fはけっこうシビアですし、せっかくなので練習しておきたいのですが、プラクティスモードでは不可能なので、実戦やローカルのVSモードなどでやることになります。
VSモードに入り、連射可能なコントローラーなどで2P側にを連打させ、自分は1P側を操作して目押しでを押す……といったやり方しかなさそうです。
秒間20連射できるとベター
なおSteam版の場合は、コントローラー設定から連射を設定することもできます(Steam入力を有効にする必要あり)。やってみたい方はググってみてください。
連射速度は秒間10回以上ならOKです。安いコントローラーだと「機能はついているけど連射が遅い」といったこともあるので、プラクティスのキー履歴で確認しましょう。
今回は以上となります。お疲れ様でした。
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